思い出した!子供の頃日曜日の朝が大好きだったこと
私は子供の頃を振り返る時、親にそこまで大事にしてもらってないと感じていました。
そのせいでセルフイメージが低くなったのではないかと思っていました。
私の家はあんまりお金がなかったし、家族でお出かけや外食の思い出も乏しく、生まれた家が貧乏だったために他の人より損してきたのではないかとも思えました。
でもちょっとしたきっかけから、小学生当時の日曜日の午前中の様子を思い出しました。
それは家族団欒を絵に描いたような光景です。
何をするでもなく、お父さんがいてお母ちゃんがいて、(うちは父は「お父さん」、母は「お母ちゃん」と呼んでいました)弟がいて(今は亡くなっています)、いつものテレビ番組が流れていて。
何もイベントはないのですが、狭い居間に家族がくつろいでいました。
それだけで「日曜日って、嬉しいな〜」っていう、ほんわかした幸せな時間でした。子供ながらに、強烈な幸せ感で、これっていいな〜と思っていました。
何で今まで忘れていたんだろう!?
きっかけは「どんぶらっこ親子のサブマリン…」
それを思い出したのは、子供の頃日曜日に流れてたCMソング。
今も耳について離れない、「どんぶらっこ親子のサブマリン…」で始まるCMソング、あれは一体何のCMだったのかな〜と思い、検索してみたのです。
何と、他にもそう思っている方がいたらしく、すぐわかりました。
新日鉄のCMだそうで。
「新日鉄アワー 生き物ばんざい」という番組だったそうです。
CMの動画が見たかったけど、見つかりませんでした。
そうだ…日曜日の午前中、動物の番組、見てた。それから「兼高かおる世界の旅」も!この番組を見ると、「日曜日だ〜」と実感して大好きだったんだ!
さらに、「ミ〜ユキミユキ、服地はミユキ」と、「にっせんれん、にっせんれん、買い物上手はにっせんれん」というCMソングを思い出しました。
CMソングというのは、繰り返し聞くことで、本当に刷り込まれてしまうんですねえ〜(怖!)
コチラのCMソングは、動画で配信されていました。
もうひとつ、幸せな記憶を思い出した!
関連して思い出したことがあります。
タイヤの中に顔があって、思いっきり笑っている看板です。
検索するとヨコハマタイヤのキャラクターだったそうで。
この看板は、50年くらい前(歳がわかる)、国道2号線沿いに設置されていました。
小学生の頃、いつも父の運転する自家用車に乗って、家に帰る時、いつも目にしました。
私と弟は「タイヤのおばちゃん」と呼んでいました。(口紅してたし、まつ毛もあったので)
そこを通るのはたいていあたりが暗くなる時刻で、ライトアップされていたように思います。
この看板が見えるともうすぐ我が家、ふざけて「ただいま〜タイヤのおばちゃん」などと言ってました。
つまり、いつも父の運転する車で、家族でどこかに遊びに行ってたということです。
不思議なことに、どこに連れってってもらったのかさっぱり覚えてないのです。
覚えているのは、父の運転する車のなかでワクワク、はしゃいでいたことです。
何でこんなハッピーな記憶を忘れてしまっていたのでしょうか。私はしばらく、涙が出て止まりませんでした。
認知症の母だけじゃなかった、私も忘れてた!
父は亡くなりましたが、母は健在です。
とはいえ脳梗塞で体の動きは悪く、認知症で何もかも忘れてしまいます。
家族と外出した嬉しいことも忘れてしまい、「つまらん、さえん、私はひとりぼっち」と繰り返します。
口が悪く、ネガティブなことばかり言う母を困ったものだと思っていましたが、
私も大差ありませんでした。
結婚して家を出るまで、毎日ご飯が食べられていました。
お腹を空かせて辛かったことは一度もありません。
まずそれだけでも守られてきたということだし、すごい幸せなこと。
感謝を忘れていました。
あなたも忘れてる幸せな記憶を掘り起こそう!
これまで恵まれてなかったと考えるあなたも、もしかしたら幸せの記憶を忘れているかも知れません。
その時は全然大したことじゃないと考えていたかもしれない。
でも大人になって、人の下で働いたり、子供を育てたり、家族を養ったりした経験を積んだ今、思い起こせば何て幸せだったんだろう、と思うことがあるかも。
あなたがすでに持っている、でも忘れている宝物。
それは絶対に失うことがない宝物です。
みなさんにぜひおすすめしたい。
忘れてる幸せな記憶を掘り起こそう。
思い出も体験も本人にしかわからないこと。
でもほんのちょっとしたきっかけで、取り戻せるはず。